検索エンジンから自分のサイトに人を集めるためには、「何が検索されるのか」を見据えなければなりません。
そこで重要になってくるのがキーワード選定です。ここを間違えると、誰もサイトに来てくれないなんてこともあり得ます。それくらい大事です。
サイトをユーザーに見つけてもらえなければ売れる売れない以前の話ですから、検索上位を狙うためのキーワード選びはアフィリエイターとして欠かせない技術となります。
そこで今回は、初心者にもわかりやすいキーワード選定の手法とやり方を3つ紹介し解説していきます。
一般キーワード
一般キーワードというのは、一般的に検索されやすいキーワードのことです。王道なキーワードとも言えるでしょう。
例えば、サッカーの教材を売るためのサイトを作ったとして、一般キーワードで検索流入を狙うならば以下のようなキーワードが考えられます。
(カンマで区切ってあるのはわかりやすくするためです。スペースだと思ってください)
- サッカー, 練習法
- サッカー, 上達
- サッカー, 初心者
- ドリブル, コツ
- シュート, 練習
など、「サッカーの教材を欲しがりそうなターゲット」を見据えたキーワードを狙っていきます。
具体的な商品名などは出てなくとも、サッカーを効率よく練習したい、上達法を知りたいと思う人らが検索しやすそうなキーワードですよね。
こういったキーワードで検索からの流入を狙い、「この教材わかりやすいですよ」のように売り込みをかけて成約させるという流れになります。
商標キーワード
一般的なキーワードで流入を狙う一般キーワードに対して、商標キーワードはその名の通り、「商品の名前を具体的にキーワードに入れる手法」となります。
例として一般キーワードの項でも例に出したサッカーの教材を再度持ち出して説明します。
そのサッカーの教材名は「蹴り魔神」としましょう。この蹴り魔神を売るために商標キーワードで流入を狙う場合は以下のようになります。
- 蹴り魔神, 評価
- 蹴り魔神, 口コミ
- 蹴り魔神, 効果
- 蹴り魔神, 詐欺
お分かりの通り、サッカーやドリブルというキーワードではなく、具体的な教材の名前をキーワードに含んでいます。
一般キーワードは「サッカーがうまくなりたいユーザー」をターゲットに据えているのに対し、商標キーワードは「既に教材について知っており、その教材ついて詳しく知りたいユーザー」をターゲットとします。
より具体的ですし、「この商品の評価や効果ってどんな感じなんだろう?」と前のめりに興味を持っている人であるため、そこで買う決心させれば売れる確率が高いです。
つまり、商標キーワードでサイトに訪れるユーザーは、一般キーワードよりも「購入に近いターゲット」であると言えます。
とはいえ、いち教材の名前でしかない「蹴り魔神」よりは「サッカー」というキーワードの方が圧倒的に検索需要は高いです。
検索需要の高い一般キーワードでとにかく売り込みをかけて売るか、購入に近い商標キーワードで少ない流入からでも売り上げを狙うか、の一長一短と言えます。
ずらしキーワード
一般キーワードで挙げた「サッカー, 練習法」や、商標キーワードで挙げた「蹴り魔神(商品名), 評価」はそれぞれめちゃくちゃメジャーなキーワードです。
サッカーを練習したい人は練習法を調べますし、商品の評価を知りたい人は「商品名, 評価」と打ち込んで調べます。
ASPの案件から何でも良いので「その商品名, 評価」や「その商品名, 口コミ」で検索してみてください。新発売の商品とかでなければ、掃いて捨てるほど競合サイトが検索結果に表示されます。
このように、多くのユーザーが検索するようなメジャーなキーワードは既に取られている場合が多いです。
多くのユーザーにサイトが触れられればそれだけ売れるチャンスも増えますから、アフィリエイターが我先にとそこを狙うのは当然といえば当然です。
これらの先行者に後発組が勝つには、先行者のサイトを上回る質の記事や大規模サイトである必要があります。小規模サイトやペラサイトでは非常に難しいでしょう。
そこで重要なのが「メジャーなキーワードからズラしたキーワードで検索流入を狙う」というテクニックです。これがずらしキーワードです。
サッカーや蹴り魔神のずらしキーワードで検索上位を狙うならば以下のようになります。
- 休日, スポーツ, 球技
- モテる, シュート
- クラス, 人気者, 部活
- サッカー, 脂肪燃焼
- ケリ魔神
「休日, スポーツ, 球技」では休日に何か球技スポーツをしようと思っているユーザーに対しサッカーを勧めて、「サッカー上達にはこれがオススメです」といった感じで蹴り魔神に繋げます。
他にも、「モテる感じのかっこいいシュートのフォームを学びたい人」や、「クラスの人気者グループが入りそうな部活を探している人」など、多くのアフィリエイターが見つけていないであろうサッカーに結び付けられるキーワードを狙い撃ちします。
最後の「ケリ魔神」は誤字ったまま検索してきたユーザー狙い。
これらのずらしキーワードは、検索需要は当然サッカーなどのビッグワードに比べればかなり低いですが、競合が少ないので上位表示を狙いやすいというメリットがあります。
うまく穴場のキーワードを見つけられればペラサイトでも長期間上位表示を狙える可能性もあるのが、このずらしキーワードの良いところです。
この記事のまとめ
今回は一般キーワードと商標キーワードとずらしキーワードについて説明してきました。
キーワードは非常に奥が深いですが根本の考え方はどれも同じで、「ユーザーの需要を考える」ということに尽きます。
ユーザーがどのような疑問や悩みを持って、どのような検索語句で検索してくるのかを考え、その需要に応える。
この基本を忠実に守り、ユーザーに満足してもらえるようなサイト作りを徹底していけばサイトの評価も売り上げも高まっていきます。